風が吹いているのなら

haretanのブログ

君はもうTravisJapanだった

ファンでもない私にSMAPがくれた

2016.12.26

世界に一つだけの花」を歌うSMAPを見ながら、途方もない寂しさに勝てずどうしようもなく泣けたよ。1才の甥っ子が泣き出すのと同じくらい簡単に涙が出てきて。家族の前で我慢せず泣くなんて、よっぽどのことがないとしなかったし。そのよっぽどのこともこれまで2回あったくらいなもんで。私にとって3回目のよっぽどのことが「SMAPがいなくなってしまう」。いやまさか。特別ファンだったわけじゃないし。ジャニーズは好きで、SMAPのコンサートに足を運んだことはある。そのオーラにただただ感動したのを覚えてる。でも、CDや写真を買うほどの執着心を抱いたことはこれまでなかった。けどこうして涙が出てくることに驚かなかったし、とても当たり前のことのように思えた。不思議だ。不思議と同じくらいやっぱり、ごく自然のことのような。ものすごく大切に違いない。忘れないように忘れないように。今自分が感じる寂しさは、28年かけてむかえた瞬間。自分の年齢とほとんど変わらない。それだけの時間が費やされた物語の、最後の一行が「世界に一つだけの花」として歌われた。泣かないはずがなかったよね。SMAPに対して積極的に取り組んだことのない私が、こんな経験をさせてもらった。ただテレビっ子であっただけで。私は自分でも気づかないほどの何気ない日常としてSMAPを読んでいたらしい。人をこんなに寂しくさせた。たくさんのファンの方がSMAPが終わらないことを信じている。私も信じたい。でも、今ここにある気持ちはちゃんと噛み砕いておきたい。こんな経験そうそう出来ることじゃない。ずっとあると思っていた日常が余韻を許さずに消えてしまう寂しさ。疑似体験じゃない。現実の時間軸でむかえたあの瞬間にあったもの全て大切にしたいなと思うよ。これから先のお話を誰も知らない。人生って最高なのかもしれん。