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haretanのブログ

君はもうTravisJapanだった

ドリアン・グレイの肖像 8/25 感想のような

ドリアン・グレイの肖像 8/25 13:30~ 森ノ宮ピロティホールにて観劇

 

いつものごとく徒然と書くので、ネタバレあるかもだしないかもだしです。失礼します。

またまたこの歳にして初めての会場、森ノ宮ピロティホール

ああ、大阪。ああ森ノ宮。それだけです(笑)

 

本も映画も見ずの予習なしでしたが、ストレートプレイということで問題なくお話に入っていけました。

 

帰って、パンフ読んで「ほおほお」と思いながら、ああ。

中山優馬くんはドリアン・グレイ青年にあまりにも値する美貌の持ち主だ、間違いないと。大きな目のなか、キラキラと輝くきらめきを思い出してました。

 

最初は、白いお召し物に身をまとっていた純粋なドリアン。

悲劇なので、そこから彼は取り返しのつかない闇へと落ちていくのですが。終点も闇で、私は涙を流すタイミングも見つけられず。

ただ、ドリアンを誘惑するヘンリー卿の魔法のように言葉たくみなセリフは全部メモをとりたくなるほど。

脚本を担当されたG2さんがパンフでおっしゃってますが、たとえば「どんな女といても男は幸せになれる。その女を愛していない限り」…。一度立ち止まる時間がないと解釈できず、そして立ち止まる時間をヘンリー卿は与えてくれない。ああ、飲み込まれる。そりゃ、思いのままだ。

 

受け取ったメッセージは、老いることに恐れを持たず、私らしく時間を歩めと。ドリアンを反面教師にすること。できるかな、年相応の素敵な大人になりたいです、もちろん。あと。「老いと美貌」を(多分)テーマにしてた「ベニスに死す」セリフほとんどなくしんどいかもしれないけど、なんだか似てるなーって思って。もし見てない方がいっしゃったら見てみてもいいかも、見なくてもいいかも。私は好きです。(笑)

 

そして私はただのジャニヲタなので、拡輝のことを書かないわけにはいかない。

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甘いのか、なんなのか。公平な目で見るなんて出来ないから。

拡輝、かっこいい。申し分ない顔立ちと演技が見れて私は幸せ。お姉さん(シビル)とのシーンでは、心臓が飛び立っていきそうでした。私やっぱりジャニーズが好きでTravisJapanがアホみたいに好きな、アホなの。

「ずっと仲田」が永遠にツボすぎて…。

 

トンチキ舞台ばかり観てきたから、(自分が好んでね)。ここ最近の青い種子もレミゼもドリグレも。頭の中で複雑な回路作らなくても、ポンっとメッセージを提示してくれる。だから、きっと見やすいし、それはちゃんとお話だし…。

 

いや、ジャニー氏脚本のいわゆるジャニーズエンタメは本当に宿題が多いなと痛感しただけでございます。その宿題を友達と論議してる時間がただただ楽しいんだけど。

 

もし、今回の演劇で私が涙する可能性があったとすれば、ラストシーンで年相応に老いたドリアンとドリアンへの愛で若くして自害したシビル・ヴェインが天国の野原で踊ってでもしてみたら、泣かずにいられなかったろうな。

だが、これはきっと完璧なる悲劇。スパっとスイカを切るように、物語は終わり、私は素の表情を保ち、電車の中で物思いにふけるのみ。それもいいもんなんだろうな。

 

と、今回はひとまずこの辺で。